■夏季デフリンピック競技大会とは?
オリンピックと同じルールで行われる耳の聞こえない選手のための国際的なスポーツ大会です。4年に1度夏季大会と冬季大会が開催されます。第1回夏季大会は1924年にフランスで開かれました。自転車競技は第1回夏季大会からずっと行われていますが,日本のナショナルチームが初めて出場したのは2013年に開催された第22回ソフィア大会でした。
■デフリンピックで自転車競技が大活躍
自転車競技はロード競技とマウンテン競技の2競技5種目が行われます。
第23回ソフィア大会(2017)では
ナショナルチームは6つの入賞と2つのメダルを獲得する活躍をみせました。とくに早瀨久美選手はオリンピック,パラリンピックを通して自転車競技として初の日本選手団の主将を務めました。そして選手としても2大会連続銅メダル獲得という快挙を成し遂げました。
続く第24回カシアスドスル大会(2022)ではナショナルチームは5つの入賞と4つのメダル獲得という前大会を超える大活躍をみせました。日本選手団旗手を務めた簑原選手は当協会として初の1大会3個メダル獲得という快挙を達成しました。さらに早瀨久美選手は初の3大会連続メダル獲得&初の銀メダル獲得と本当に素晴らしい結果を残しました。
■デフジャパンとは?
国内の自転車競技大会に出場しているDeaf JAPANと書かれた赤いジャージの選手を見たことありますか?
彼らは耳の聞こえない自転車競技の選手でデフリンピックに向けて強化に取り組んでいる選手たちです。
■デフリンピック日本代表選手になるためには?
毎年会員の中から強化指定選手の条件を満たしかつ選考基準に達する力があると認められる選手が選考されます。
そしてデフリンピックの選考基準に達していると認められる強化指定選手の中から派遣枠に応じて日本代表選出されます。
■デフリンピック以外の自転車競技国際大会は?
世界ろう自転車競技選手権,デフ・ツール・ド・台湾,アジア太平洋ろう者競技大会などがあります。